2010年代行動指針 「4 THE SHINING KYOTO」 ~輝く京都を目指して~

はじめに

私たち京都青年会議所の先達は、創始から「明るい豊かな社会・京都」の実現を目指し、京都のまちの復興に力を注いでこられました。時代が移り変わりながらも信念を貫き行動されたその高い志は脈々と受け継がれ、今なお息づいています。
21世紀を迎えて間もない創立50周年の折には、2000年代行動指針である「ビジョン21」を策定し、「青少年の教育」をテーマにひとづくり運動を、また私たちを取り巻く「環境」をテーマとしてまちづくり運動を展開し、これまで成果を上げて参りました。
そしてこれら10年間の成果と検証を踏まえ、京都のまちを更に輝かせる為に私たちは、

 

SHININGⅠ「ひとの輝き」
SHININGⅡ「まちの輝き」
SHININGⅢ「コミュニティーの輝き」
SHININGⅣ「京都青年会議所の輝き」

 

これらを基軸とした10年先を見据えた新たな行動指針「4 THE SHINING KYOTO」~輝く京都を目指して~を行動指針として運動を展開し、京都のまちの新たな輝きを創造して参ります。

SHININGⅠ「ひとの輝き」~我がまち京都を想い、自発的・主体的にいきいきと行動する市民(ひと)~

「輝くまち京都」の実現の為には、そこに住まい生活する「ひと」が輝いていなければなりません。京都を理解し、愛し、誇りを持って、他人まかせではなく自発的、主体的に行動する市民(ひと)の存在が不可欠です。私たちは世代や立場を問わず市民(ひと)一人ひとりが輝くよう、地域の特色を生かしたひとづくり運動を展開して参ります。

 

【SHINING ACTION PLAN 】
■徳育の普及
かつて世界の人々から尊敬を集めた日本人の根底には、学校のみならず家庭での道徳教育の徹底があったからだと考えます。まずは子ども達に、徳の大切さを伝えることで、市民(ひと)を変え、学校のみならず、家庭や地域にまでも普及させて参ります。

■京都の歴史・文化・伝統・芸術の「ほんまもん」体験
脈々と受け継がれてきた京都の社会資本を、実体験を通じて学ぶ機会を創出し、我がまちを知り、愛し、参加した市民(ひと)が次代に誇りを持って伝えられるような事業を展開して参ります。

■夢と志を持ち、叶えることができる機会の創出
学生のまち京都において若い力に恵まれた環境を活用することで特に青少年が夢と志を持ち、叶えることができる新たな環境づくりを進めて参ります。

■まちを想い自発的に参画する市民(ひと)を育む
京都のまちづくりに関心を持つことはもちろん、このまちが発展する新たな価値を創造し、自発的に参画するひとづくりを進めて参ります。

SHININGⅡ「まちの輝き」~伝統と革新が息づき、発展し続けるまち京都~

京都のまちは1200年以上もの歴史の中で、山紫水明の豊かな自然のもとで育まれた伝統や文化を伝えながら、進取の精神に富み常に革新を続けて発展して参りました。その結果、我が国のみならず世界にも類を見ない伝統、文化、芸術、産業などの社会資本が数多く存在しています。私たちは今一度、これまで様々な苦難を経て受け継がれてきた社会資本を理解し、活用し、新たな価値を創造することで、このまちの伝統と文化を守り、活かすことができるまちづくり運動を展開して参ります。

 

【SHINING ACTION PLAN 】
■祇園祭 大船鉾の復興
祇園祭で長らく休み鉾となっていた大船鉾の復興に向け、創立60周年記念事業として鉾の部材の寄贈を皮切りに、長期的にその復興に協力することで、歴史ある祇園祭を更に輝かせ、京都のまちを輝かせます。

■京都の歴史を学ぶまち角探検
長い歴史の中で育まれた都市環境と寺社仏閣をはじめとした多くの文化財を有する京都のまちを実際に歩き、京都の自然やまちづくりを体感することで、このまちの成り立ちと新たな都市創造について学ぶことで次代に即したまちのグランドデザインを描く機会をつくって参ります。

■京都の衣食住を学び、国内外へ伝える取組み
京都は「日本のふるさと」と呼ばれ、日本のみならず世界でも有数の国際文化観光都市であり、現在国内外から5000万人もの観光客が訪れます。その魅力は歴史を物語る文化財だけではなく、まちに根付く衣食住でもあり、私たちはその歴史的文化と現在に至った経緯などを理解し、京都の発展に繋がるような新たな価値を創造し、国内外へ京都の輝きを伝える取組みを推進して参ります。

■世界でも類を見ない環境モデル都市の創造に向けた取組み
我が国における環境問題は、この先一層大きな問題となって私たちにその解決を求めることでしょう。幸運なことに京都は豊かな自然が守られ、その結果私たちの物心両面をも豊かにしてくれます。私たちは、この自然環境を次代に繋ぎ、また世界に類を見ない環境モデル都市として多くのまちの見本となるよう、このまちの自然環境・保全について理解し、国内外の様々な環境問題の解決に繋がる発信ができる取組みを行います。

SHININGⅢ「コミュニティーの輝き」~我がまち京都を想い、自発的・主体的にいきいきと行動する市民(ひと)~

「情報化社会の成熟は、人々の暮らしが便利になる反面、隣人との関わりが希薄となり、人間のコミュニケーション能力を奪います。その結果、深刻な事件を引き起こす要因となり、地域社会の安全を脅かします。 私たちは、「ひと」の輝きを創造しながら、「ひと」と「ひと」との繋がりをもち、お互いが助け合うことによって安心して暮らせる、かつての日本にあったコミュニティーを再構築し、このまちを一層輝かせる運動を展開して参ります。

 

【SHINING ACTION PLAN 】
■コミュニティーを再生する事業の展開
学校・家庭・地域などさまざまなコミュニティーを再生し、活かすことができる、あらゆる世代に学びと気づきのある事業を構築し、展開して参ります。

■災害・防犯ネットワークの構築
地震をはじめとした有事に備え、互助の精神で対応できるようなコミュニティーの構築を研究し、地域を輝かせます。また、そのコミュニティーが地域の防犯にも繋がるように取組んで参ります。

SHININGⅣ「京都青年会議所の輝き」~「ひと」「まち」「コミュニティー」の輝きは、まず私たちの組織運営から~

京都の「ひと」と「まち」、「コミュニティー」を輝かせるため、率先して行動するのが私たち京都青年会議所です。近年は会員数減少が顕在的な問題となっており、会員拡大が急務となっておりますが、まずは会員の資質向上が大切であり、そのことが会員拡大に繋がり、ひいては組織の活性化に繋がります。

次代の京都を担う私たちが、青年会議所運動を通じて自己研鑽を怠らぬよう、積極的に参加し、真剣に取り組むことは結果として組織を輝かせる一番の近道となります。また、異業種の青年が集う団体としてのスケールメリット、また先輩諸兄が汗を流し活動され、築いてこられた社会的信用を活かして、行政はじめ多くの企業、団体と交流する中で、より幅広い、中身の濃い運動を展開することが、すべての輝きを生む原動力に繋がると信じて疑いません。

 

【SHINING ACTION PLAN 】
■メンバーの資質向上を図る事業の展開
入会前のセミナーや、入会後のセミナーを開催し、京都青年会議所が培ってきたひとづくりや様々な手法をしっかりとお伝えできる機会を提供して参ります。

■先輩諸兄や様々な青年団体との交流
青年会議所の魅力は、そのスケールメリットや社会的信用の高さにあります。私たちの先輩諸兄、また様々な青年団体との交流は、色々な価値観、考え方を学ぶことに繋がり、結果として人間力を高めます。

■外部団体と連携した事業評価会と地域活性事業の開催
市民に理解が得られる青年会議所運動を展開するには、私たちの意見だけでなく、多く方々の貴重なご意見を反映することが大切です。私たちは継続的に様々なご意見に耳を傾けることで、継続的に組織と事業の改善を行い、組織を更に輝かせます。また外部団体と連携し、幅広く事業を展開することで、社会的信用と認知度向上に繋げて参ります。

むすびに

私たちが自ら輝くことで京都の輝きを創造するには、まずこのまちと市民(ひと)に感謝し、今なお恵まれた環境にある日本に感謝し、美しい地球に感謝する想いが大切です。そして次代を担う気迫と熱い想いが必要です。京都青年会議所の会員一人ひとりが活き活きと活動していくことで明るい豊かな社会・京都の実現に向け誓います。

 

■私たちは我がまち京都を想い、いきいきと行動する市民(ひと)にあふれ、都の伝統と革新が息づき、発展し続ける自立したまち京都を目指して参ります。

■私たちは心と心の繋がりを大切にし、安心して暮らせる笑顔に満ちた互恵のまち京都を目指して参ります。

 

会員それぞれが資質を高め、固く結束することが京都青年会議所の良さであり、他の団体にはない大きな魅力です。この学びや気づきは、必ずや次代の京都の発展の原動力となり、日本の輝きの原動力となります。輝く京都を目指して、私たちは歩みを進めます。